「よし、転職するぞ！」 そう決意して、いざ求人を探し始めたあなた。 気になる求人を見つけ、応募しようとした時、多くの人が最初にぶつかる壁、それが**「応募書類の作成」**ではないでしょうか。
特に、履歴書とセットで提出を求められることが多い**「職務経歴書」**。 「履歴書と何が違うの？」 「理学療法士の経験って、どうやって書けばいいんだろう？」 「そもそも、何を書けば採用担当者に響くのか分からない…」
そんな風に、ペンが止まってしまったり、頭を抱えてしまったりしていませんか？
履歴書があなたの基本的なプロフィールを示すものだとすれば、職務経歴書は、これまでのあなたの仕事における経験、スキル、そして実績を具体的にアピールするための、非常に重要なプレゼンテーション資料です。 採用担当者は、この職務経歴書を見て、「この人に会ってみたいか」「自院（自社）で活躍してくれそうか」を判断します。 つまり、書類選考を突破できるかどうかは、職務経歴書の出来栄えにかかっていると言っても過言ではないのです。
この記事では、転職を考える理学療法士のあなたが、「書類選考で落ちない」、そして採用担当者の心を掴み、「ぜひ会ってみたい！」と思わせる魅力的な職務経歴書を作成するための、具体的な書き方と秘訣を、構成から表現術、最終チェックまで、徹底的に解説していきます。
職務経歴書は、あなたの未来を切り拓くための大切なパスポート。 自信を持って作成し、理想のキャリアへの扉を開きましょう！
なぜ重要？転職活動における「職務経歴書」の役割とPTの悩み
転職活動を始めるにあたり、「とりあえず履歴書だけ書いておけばいいかな？」なんて思っていませんか？ もしそうなら、それは大きな間違いです！ なぜ職務経歴書がこれほどまでに重要視されるのか、そして多くの理学療法士がその作成に悩むのか、まずはその理由から探っていきましょう。
履歴書だけじゃダメ？職務経歴書でアピールすべきこと
履歴書は、氏名、年齢、学歴、職歴、資格といった、あなたの**基本的な情報（プロフィール）を伝えるための書類です。いわば、「あなたは何者か」**を示すもの。
一方、職務経歴書は、これまでの職務経験を通じて、**「あなたが何をしてきて、何ができるのか、そしてどんな強みを持っているのか」を具体的にアピールするための書類です。いわば、「あなたの仕事における能力と実績の証明書」**と言えます。
採用担当者は、履歴書で基本的な情報を確認した後、職務経歴書を読み込み、
- これまでの経験と、募集ポジションで求められるスキルがマッチしているか
- どのような実績を上げてきたか（具体的な貢献度）
- 仕事に対する姿勢や、人となり（熱意、主体性、協調性など）
- 自院（自社）で活躍してくれるポテンシャルがあるか といった点を判断します。履歴書だけでは伝えきれない、あなたの**「仕事力」**をアピールするのが、職務経歴書の最大の役割なのです。
「何を書けばいいか分からない…」多くのPTが抱える書類作成の壁
職務経歴書の重要性は分かっていても、「いざ書こうとすると、何を書けばいいのか分からない…」という悩みは、多くの理学療法士が抱えています。
- 日々の業務がルーティンに感じられ、特別な実績として書けることが思いつかない。
- 担当した患者さんのことを、どこまで具体的に書いていいのか判断が難しい（守秘義務の問題）。
- 自分のスキルや強みを、どう表現すれば効果的に伝わるのか分からない。
- そもそも、決まったフォーマットがなく、構成からして悩んでしまう。
特に、初めて転職活動をする方や、これまで書類作成の経験があまりない方にとっては、職務経歴書は非常にハードルの高い作業に感じられるかもしれませんね。
採用担当者はココを見ている！書類選考で重視されるポイント
採用担当者は、毎日多くの応募書類に目を通しています。その中で、あなたの職務経歴書が「おっ！」と目に留まり、次のステップ（面接）に進むためには、彼らが何を重視しているかを知っておくことが重要です。
- 募集要件とのマッチ度: 求人情報に記載されている「求める経験・スキル」と、あなたの職務経歴書に書かれている内容が、どれだけ合致しているか。
- 実績の具体性: 「頑張りました」ではなく、「〇〇に取り組み、△△という成果を出した」というように、具体的な行動と結果が示されているか。
- 専門性とスキル: 理学療法士としての専門分野、得意な手技、保有資格などが明確に記載されているか。
- 仕事への意欲・熱意: 自己PRなどを通じて、仕事に対する前向きな姿勢や、応募先への貢献意欲が伝わってくるか。
- 文章力・構成力: 内容が分かりやすく整理されており、誤字脱字がなく、丁寧な文章で書かれているか。（基本的なビジネススキルとして見られます）
これらのポイントを意識して作成することが、書類選考突破の鍵となります。
魅力的な職務経歴書は「会いたい」と思わせる最高のプレゼン資料
職務経歴書は、単なる経歴の羅列ではありません。 それは、**あなたという「商品」の魅力を、採用担当者という「顧客」に伝え、購買意欲（＝面接に呼びたい気持ち）を引き出すための、最高の「プレゼンテーション資料」**なのです。
あなたのこれまでの努力、積み重ねてきたスキル、そして未来への可能性を、この書類一枚で表現しなくてはなりません。 「この人に会って、もっと詳しい話を聞いてみたい！」 そう思わせることができれば、書類選考は成功です。
少し大変に感じるかもしれませんが、自分自身を最大限にアピールするチャンスだと捉え、戦略的に、そして心を込めて作成に取り組みましょう。
差がつく！採用担当者の心を掴む職務経歴書の基本構成と書き方
「じゃあ、具体的にどうやって書けばいいの？」という疑問にお答えします。職務経歴書には決まったフォーマットはありませんが、一般的に分かりやすく、採用担当者に伝わりやすいとされる「基本構成」があります。この構成に沿って、各項目でどんな内容を、どう書くべきか、ポイントを解説していきます。
①【職務要約】あなたのキャリアが一目でわかる！凝縮された自己紹介
職務経歴書の冒頭に記載するのが**「職務要約」です。 これは、採用担当者が最初に目を通す部分であり、あなたのキャリア全体の概要を短く（通常3～5行程度）**まとめたものです。 ここで興味を持ってもらえなければ、続きを読む意欲を失わせてしまう可能性もあります。いわば、**職務経歴書の「つかみ」**の部分です。
- 何を盛り込むか？
- これまでの職務経歴（経験年数、経験した施設の種類など）
- 得意な分野や領域
- 活かせるスキルや強み
- 仕事に対するスタンスや、簡単な自己PR
- 書き方のポイント:
- 簡潔に、分かりやすく: 長文にならないように、要点を絞って記述する。
- 具体的なキーワードを入れる: （例：「回復期リハビリテーション病棟にて〇年間、脳血管疾患を中心に経験」「運動器疾患に対する徒手療法を得意とし…」）
- ポジティブな言葉を選ぶ: 前向きな姿勢が伝わるように意識する。
【NG例】 〇〇病院で理学療法士として勤務していました。 【OK例】 大学病院の回復期リハビリテーション病棟にて5年間、脳血管疾患後の患者様を中心に、ADL向上と在宅復帰支援に従事してまいりました。特に高次脳機能障害へのアプローチを得意としており、多職種連携を通じてチーム医療に貢献してきました。貴院の〇〇分野で、これまでの経験を活かしたいと考えております。
②【職務経歴】どこで、何を、どう経験したか？具体的な業務内容の書き方
職務経歴書の中核となるのが**「職務経歴」のセクションです。 これまでに在籍した会社（病院・施設）ごと**に、在籍期間、所属部署、役職、そして担当した業務内容を具体的に記述します。
- 基本的な記載項目:
- 在籍期間: 例：「20〇〇年4月 ～ 20〇〇年3月」
- 会社名（病院・施設名）: 正式名称で記載。事業内容や従業員数なども簡潔に添えると分かりやすい。
- 所属部署・役職: 例：「リハビリテーション科 理学療法士」「〇〇クリニック 主任」
- 業務内容の書き方:
- 箇条書きで分かりやすく整理する。
- 担当した主な疾患や領域を具体的に記述する。（例：「脳血管疾患（急性期・回復期）、運動器疾患（術後、保存）、呼吸器疾患を担当」）
- 具体的な業務内容を記述する。（例：「個別リハビリテーション（関節可動域訓練、筋力増強訓練、歩行練習等）の実施」「リハビリテーション実施計画書の作成・評価」「多職種カンファレンスへの参加・報告」「後輩指導・臨床実習指導」「〇〇委員会の活動」など）
- 可能であれば、実績や成果を数値で示す。（詳しくは後述）
- 応募先の業務内容に関連性の高い経験は、特に詳しく記述する。
【ポイント】 単に業務内容を羅列するだけでなく、**「そこで何を考え、どう工夫し、どんな成果に繋がったか」**まで簡潔に触れられると、より魅力的な記述になります。
③【活かせる経験・知識・スキル】専門性や強みを具体的にアピール！
職務経歴とは別に、あなたが持っている専門的な知識や技術、その他の強みをまとめてアピールするセクションです。採用担当者が「この人は何ができるのか」を把握しやすくなります。
- 理学療法士としての専門スキル:
- 得意な疾患領域（例：「運動器疾患全般、特に膝・股関節疾患」「神経系疾患、特にパーキンソン病」）
- 得意な手技・アプローチ（例：「〇〇コンセプトに基づいた徒手療法」「動作分析に基づいた運動療法」「装具療法」）
- 評価スキル（例：「FIM、BIを用いたADL評価」「三次元動作解析装置の使用経験」）
- 保有資格: 認定・専門理学療法士、呼吸療法認定士、福祉住環境コーディネーター、アスレティックトレーナー、その他業務に関連する資格など。
- 語学力: 例：「TOEIC〇〇点」「英語での簡単な日常会話・問診が可能」
- PCスキル: 例：「Word, Excel, PowerPoint（基本的な操作、簡単な関数、グラフ作成、プレゼン資料作成）」「統計ソフト（SPSSなど）の使用経験」
- その他: マネジメント経験、教育経験、研究経験、コミュニケーション能力、協調性、問題解決能力など。
ここでも、具体的な経験やレベルを記述するように心がけましょう。（例：「〇〇手技の研修を修了し、臨床で〇年以上活用」）
④【自己PR】熱意と将来性を伝える！応募先への貢献意欲を示す
自己PRは、職務経歴だけでは伝えきれない、あなたの仕事に対する熱意、強み、そして応募先でどのように貢献したいかをアピールする重要なセクションです。
- 書き方のポイント:
- 冒頭で結論（自分の強みやアピールポイント）を述べる。
- その強みを裏付ける**具体的なエピソード（職務経歴の中から）**を簡潔に紹介する。
- その強みを、応募先でどのように活かし、貢献していきたいかを具体的に述べる。
- 入職への熱意を伝える。
- 注意点:
- 長文になりすぎないように、300～400字程度にまとめるのが一般的。
- 抽象的な表現（「コミュニケーション能力が高い」「頑張ります」など）だけでなく、具体的な根拠を示す。
- 応募先の企業理念や求める人物像を意識し、それに合致する内容を盛り込む。（使い回しはNG！）
【例文構成イメージ】 私の強みは〇〇です（結論）。前職の〇〇病院では、△△の業務において、□□のような経験を通じて、この強みを発揮し、××という成果に貢献しました（具体的なエピソード）。貴院（貴社）の〇〇という理念（事業内容）に共感しており、私のこの強みを活かして、△△の分野で貢献していきたいと考えております（貢献意欲）。入職後は、一日も早く戦力となれるよう努めてまいります（熱意）。
⑤【その他】保有資格、研修受講歴、学会発表歴なども忘れずに
最後に、上記以外でアピールできる項目があれば、まとめて記載しましょう。
- 保有資格: 正式名称と取得年月日を記載。業務に関連性の高いものから順に書くのが一般的。
- 研修受講歴: 業務に関連する重要な研修や、長期間にわたるコースなどを記載。
- 学会発表・論文執筆歴: 実績があれば、学会名、発表タイトル、年月日などを記載。研究能力のアピールになります。
- 表彰歴: 院内表彰などがあれば記載。
- その他（特記事項など）: 応募する上で伝えておきたいこと（例：入職可能時期、希望勤務地など）があれば簡潔に記載。
これらの情報は、あなたの学習意欲や専門性、積極性を示す補強材料となります。漏れなく記載しましょう。
PTならでは！臨床経験を「強み」として効果的に伝える表現術
理学療法士としてのあなたの臨床経験は、転職活動における最大の武器です。しかし、その価値を採用担当者に効果的に伝えるためには、少し表現を工夫する必要があります。ここでは、PTならではの経験を「強み」として輝かせるための表現術を5つご紹介します。
表現術①：「担当症例数」だけじゃない！「質」を伝える工夫（改善度、難易度など）
単に「〇〇疾患を〇名担当しました」と数を記載するだけでは、あなたのスキルレベルは伝わりにくいです。**担当した症例の「質」**についても触れる工夫をしましょう。
- 具体的な改善度を示す: 「FIMの運動項目を平均〇点向上させた」「在宅復帰率を〇%達成した」など、客観的な指標を用いて成果を示す。
- 担当した症例の難易度や特徴を伝える: 「術後の合併症リスクが高い患者さんの早期離床を安全に実施した」「複数の疾患を持つ複雑なケースを担当し、多職種連携の中心となって関わった」など。
- 新しい手技やアプローチの導入効果: 「〇〇療法を導入し、△△の症状改善に効果が見られた」など、具体的な取り組みと結果を結びつける。
**「どんな患者さんを、どのように良くすることができたのか」**を具体的に示すことで、あなたの臨床能力の高さをアピールできます。
表現術②：専門用語は分かりやすく！誰にでも伝わる言葉を選ぶ配慮
職務経歴書を読むのは、必ずしも理学療法士とは限りません。人事担当者や、専門外の役職者なども目を通す可能性があります。 そのため、理学療法士にしか通じないような専門用語や略語（MMT, ROM, ADL, BI, FIMなど）の多用は避け、できるだけ分かりやすい言葉で説明する配慮が必要です。
- 専門用語を使う場合は、簡単な補足説明を加える: 例：「関節可動域（ROM）訓練」「日常生活動作（ADL）評価」など。
- 具体的な動作や状態を描写する: 「筋力低下」ではなく「立ち上がり動作が困難なほどの筋力低下」、「歩行不安定」ではなく「ふらつきがあり、転倒リスクが高い歩行状態」など。
誰が読んでも、あなたがどんな仕事をして、どんなスキルを持っているのかが理解できるような、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
表現術③：具体的なエピソードを盛り込む！再現性と人柄を伝える
あなたの強みやスキルをアピールする際には、それを裏付ける具体的なエピソードを簡潔に盛り込むと、説得力が格段に増します。
（例） 強み：多職種連携能力 エピソード：「担当した〇〇（複雑な症例）において、医師・看護師・MSWと密に連携し、週1回のカンファレンスを主導。情報共有を徹底し、各専門職の意見を調整することで、スムーズな退院支援を実現し、在宅復帰率向上に貢献しました。」
具体的なエピソードは、あなたの**スキルの再現性（他の職場でも同じように活躍してくれそうか）**を示すだけでなく、仕事への取り組み方や人柄を伝える上でも効果的です。 STAR法（Situation, Task, Action, Result）などを参考に、状況、課題、行動、結果を簡潔にまとめると良いでしょう。
表現術④：数字を使って客観性と説得力を高める（可能な範囲で）
「数字」は、客観性と説得力を持たせるための強力なツールです。 可能な範囲で、あなたの実績や経験を数値化して表現できないか検討してみましょう。
- 担当患者数、チームの人数、後輩指導の人数
- 改善率、達成率、短縮できた時間、削減できたコスト
- 研修や勉強会の開催回数、参加人数
- アンケート調査での満足度（％）
もちろん、全ての業務を数値化できるわけではありませんし、守秘義務に触れるような情報の記載は避けるべきですが、客観的な事実として示せる数字があれば、積極的に盛り込むことで、あなたのアピールはより具体的で信頼性の高いものになります。
表現術⑤：応募先のニーズに合わせる！求められるスキルとの関連性を強調
職務経歴書は、ラブレターのようなものです。 誰にでも同じ内容を送るのではなく、応募する企業や施設（＝相手）が、何を求めているのかを理解し、それに合わせて内容を調整（カスタマイズ）することが非常に重要です。
- 求人情報を徹底的に読み込む: 募集背景、仕事内容、求める人物像、必須スキル、歓迎スキルなどを把握する。
- 企業のウェブサイトなどを確認: 企業理念、事業方針、力を入れている分野などを理解する。
- 自分の経験・スキルの中から、応募先のニーズに合致するものを重点的にアピールする。
- 自己PRや志望動機で、なぜその応募先で働きたいのか、どう貢献できるのかを、具体的に結びつけて述べる。
「この人は、うちのことをよく理解してくれているな」「うちが求めている人材にぴったりだ！」 そう思わせることができれば、書類選考の通過率は格段に高まります。 手間を惜しまず、応募先ごとに最適化する努力をしましょう。
これで完璧？職務経歴書作成の最終チェックと、さらなる一手
渾身の職務経歴書が完成！…と、すぐに提出するのは少し待ってください。提出前には、必ず客観的な視点での最終チェックが必要です。思わぬミスや改善点が見つかるかもしれません。また、さらに完成度を高めるための「一手」についてもご紹介します。
チェック①：誤字脱字、表現の重複はないか？客観的な目で読み返す
どんなに内容が素晴らしくても、誤字脱字や不自然な日本語表現があると、それだけで「注意力が散漫な人」「仕事が雑な人」というマイナスイメージを与えかねません。
- 声に出して読んでみる
- 印刷して、時間を置いてから読み返す
- PCの校正機能を使う
- 家族や友人など、第三者に読んでもらう
など、様々な方法で、客観的な目で徹底的にチェックしましょう。 同じような表現が繰り返されていないか、専門用語が多すぎないかなども確認します。
チェック②：読みやすいレイアウトか？簡潔さ、見やすさも重要
採用担当者は、多くの書類に目を通します。パッと見て内容が分かりやすい、読みやすいレイアウトであることも、重要な評価ポイントです。
- 適切な文字サイズとフォント: 一般的には、明朝体やゴシック体で、10.5～11ポイント程度が見やすいとされます。
- 適度な改行と余白: 詰め込みすぎず、適度な改行や行間、余白を設けて、圧迫感をなくす。
- 箇条書きや太字の活用: 情報を整理し、重要なポイントを目立たせるために、箇条書きや太字を効果的に使う。
- 全体のボリューム: 一般的にはA4用紙1～2枚程度に収めるのが目安。長すぎると読んでもらえない可能性も。
簡潔さと見やすさを意識したレイアウトを心がけましょう。
チェック③：応募先ごとに内容を最適化しているか？使い回しはNG！
これは非常に重要なので繰り返しますが、職務経歴書は、応募先ごとに内容を最適化する必要があります。 以前に作成したものを、そのまま使い回すのは絶対にやめましょう。
- その応募先が求めているであろう経験やスキルが、十分にアピールできているか？
- 自己PRや志望動機は、その応募先の理念や特徴に合わせて書かれているか？
- 業務内容の記述も、関連性の高いものを詳しく書くなど、強弱をつけているか？
手間はかかりますが、この**「ひと手間」**が、採用担当者の心に響くかどうかの分かれ目になります。
さらなる一手：第三者の視点を取り入れる！添削サービスの活用メリット
自分では完璧だと思っていても、第三者の客観的な視点から見ると、改善点が見つかることはよくあります。
- 信頼できる先輩や同僚、友人などに見てもらう: 率直な意見や感想をもらう。
- ハローワークなどの公的機関: キャリア相談の一環として、書類添削のアドバイスを受けられる場合がある。
- 転職エージェントの添削サービス: これが最も効果的な方法の一つです。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、
- 数多くの職務経歴書を見てきており、採用担当者の視点を知っている。
- 理学療法士の業界や職種に特化した、的確なアドバイスをしてくれる。
- 具体的で実践的な改善提案をしてくれる。
- 多くの場合、無料で添削サポートを受けられる。
プロの視点を取り入れることで、あなたの職務経歴書の完成度は飛躍的に高まります。
書類作成に自信がない？専門家への相談で不安を解消
「やっぱり、自分だけで作るのは不安…」「何から手をつければいいか、もう一度整理したい」 そんな風に、書類作成に強い不安を感じているなら、一人で抱え込まずに、キャリアの専門家に相談することを強くお勧めします。
理学療法士の転職に強い転職エージェントに登録すれば、経験豊富なキャリアアドバイザーが、
- あなたのキャリアの棚卸しからサポートしてくれる。
- あなたの強みやアピールポイントを一緒に見つけてくれる。
- 職務経歴書の具体的な書き方を丁寧に指導してくれる。
- 完成した書類の添削もしてくれる。
といった、手厚いサポートを無料で受けることができます。 書類作成のプロの力を借りることで、あなたは自信を持って転職活動のスタートラインに立つことができるでしょう。 不安解消のためにも、まずは気軽に相談してみることをお勧めします。
まとめ：職務経歴書は未来へのパスポート！自信を持って、理想のキャリアを掴み取ろう
職務経歴書は、単なる書類ではありません。 それは、あなたのこれまでの努力と成長の証であり、理想のキャリアへと繋がる未来へのパスポートです。
採用担当者に「会いたい！」と思わせる魅力的な職務経歴書を作成するためには、
- その重要性と役割を理解し、
- 基本的な構成と書き方のポイントを押さえ、
- 理学療法士としての経験を効果的に伝え、
- 客観的な視点で最終チェックを行うこと が不可欠です。
作成には時間も労力もかかりますが、ここで手を抜かずに、戦略的に、そして丁寧に作り込むことが、転職成功への大きな一歩となります。
もし、作成に行き詰まったり、自信が持てなかったりした時には、転職エージェントのような専門家のサポートを積極的に活用しましょう。プロの視点とサポートが、あなたの転職活動を力強く後押ししてくれます。
自信を持って提出できる職務経歴書を完成させ、あなたが望む、輝かしいキャリアへの扉を開けてください！応援しています！
