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【老健PTのリアルな働き方】 給料、やりがい、キャリア…徹底解剖!

「介護老人保健施設(老健)で働く理学療法士って、どんな仕事をするの?」

「給料や待遇は?やりがいはある?」

「老健で働くことのメリット・デメリットを知りたい!」

理学療法士として就職・転職を考えている皆さん、老健での働き方に興味はありませんか?

老健は、病院と自宅の中間的な施設であり、高齢者の在宅復帰を支援する重要な役割を担っています。

この記事では、老健で働く理学療法士の仕事内容、給料・待遇、やりがい、大変なこと、そしてキャリアパスまで、詳しく解説します。

老健での働き方をリアルに理解し、あなたのキャリアプランを考える上で役立ててください。

介護老人保健施設(老健)とは?理学療法士の役割を解説

まずは、介護老人保健施設(老健)とはどんな施設なのか、そして、そこで働く理学療法士の役割について理解しましょう。

老健の目的:在宅復帰支援

介護老人保健施設(老健)は、介護保険法に基づいて設置された施設で、病院での治療を終え、病状が安定した高齢者が、在宅復帰を目指してリハビリテーションや介護を受けるための施設です。

老健は、単なる高齢者向けの居住施設ではなく、あくまで「在宅復帰」を目的とした施設です。

そのため、入所期間は原則として3ヶ月~6ヶ月程度と定められています。

老健における理学療法士の仕事内容

老健における理学療法士の主な仕事内容は、以下の通りです。

  • 身体機能の評価・訓練:
    • 関節可動域訓練、筋力増強訓練、歩行訓練、バランス訓練など、利用者さんの状態に合わせたリハビリテーションを行います。
    • 日常生活に必要な動作の維持・改善を目指します。
  • ADL(日常生活動作)の評価・訓練:
    • 食事、更衣、排泄、入浴、移動など、日常生活に必要な動作の自立を支援します。
    • 必要に応じて、自助具や福祉用具の選定・導入も行います。
  • IADL(手段的日常生活動作)の評価・訓練:
    • 調理、洗濯、掃除、買い物、金銭管理など、より複雑な日常生活動作の自立を支援します。
  • 住宅環境の評価・調整:
    • 利用者さんの自宅の環境を評価し、必要に応じて手すりの設置や段差の解消などを提案します。
  • 家族指導:
    • 利用者さんの家族に対して、介助方法やリハビリテーションの継続方法などを指導します。
  • 多職種連携:
    • 医師、看護師、介護福祉士、ケアマネジャー、管理栄養士など、多職種と連携し、利用者さんを総合的にサポートします。
  • 記録・報告:
    • リハビリテーションの内容や経過を記録し、関係機関に報告します。

老健で働く理学療法士の一日のスケジュール例

老健で働く理学療法士の一日のスケジュール例を見てみましょう。

時間 内容 8:30 出勤、申し送り 9:00 リハビリテーション開始(個別リハビリテーション、集団リハビリテーション) 12:00 昼休憩 13:00 リハビリテーション再開(個別リハビリテーション、集団リハビリテーション) 16:00 カンファレンス、記録 17:30 退勤 不定期 多職種との連携、住宅訪問、家族指導、勉強会や研修など

これはあくまで一例であり、施設や利用者さんの状況によってスケジュールは異なります。

老健で働く理学療法士の給料・待遇

老健で働く理学療法士の給料・待遇について、詳しく見ていきましょう。

平均年収、給与体系

老健で働く理学療法士の平均年収は、約400万円~450万円程度と言われています。

ただし、これはあくまで平均値であり、経験年数、役職、勤務する施設、地域などによって異なります。

給与体系は、月給制が一般的です。

賞与、昇給、手当

多くの老健では、年2回の賞与(ボーナス)が支給されます。

賞与の額は、施設の経営状況や個人の業績によって異なります。

昇給は、年1回程度行われるのが一般的です。

経験年数やスキル、役職などに応じて、基本給がアップします。

手当には、以下のようなものがあります。

  • 資格手当:
    • 理学療法士の資格に対して支給される手当です。
  • 役職手当:
    • 主任やリーダーなどの役職に就くと支給される手当です。
  • 通勤手当:
    • 通勤距離に応じて支給される手当です。
  • 住宅手当:
    • 賃貸住宅に住んでいる場合に支給される手当です。
  • 家族手当:
    • 扶養家族がいる場合に支給される手当です。
  • 残業手当:
    • 規定の勤務時間を超えて働いた場合に支給される手当です。

福利厚生、休日、勤務時間

老健の福利厚生は、施設によって異なりますが、一般的には以下のようなものがあります。

  • 社会保険完備:
    • 健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険に加入できます。
  • 退職金制度:
    • 退職金制度がある施設もあります。
  • 有給休暇:
    • 年次有給休暇を取得できます。
  • 慶弔休暇:
    • 結婚、出産、忌引きなどの際に休暇を取得できます。
  • 育児休暇・介護休暇:
    • 育児や介護のために休暇を取得できます。
  • その他
    • 食事補助、制服貸与、職員旅行など

休日は、週休2日制の施設が多いですが、シフト制勤務の場合もあります。

勤務時間は、日勤が一般的ですが、夜勤がある施設もあります。

老健で働く理学療法士のやりがい・メリット

老健で働く理学療法士のやりがいやメリットには、以下のようなものがあります。

在宅復帰をサポートできる喜び

老健の最大の目的は、利用者さんの在宅復帰を支援することです。

リハビリテーションを通して、利用者さんが再び自宅で生活できるようになる姿を見届けることは、大きなやりがいにつながります。

「最初は歩けなかった利用者さんが、杖を使って歩けるようになった!」

「自宅での生活に不安を抱えていた利用者さんが、笑顔で退所していく…」

そんな瞬間に、理学療法士としての喜びを実感できるでしょう。

多職種連携の醍醐味

老健では、医師、看護師、介護福祉士、ケアマネジャー、管理栄養士など、さまざまな職種のスタッフが連携して、利用者さんをサポートします。

多職種連携を通して、それぞれの専門性を学び、視野を広げることができます。

「チームで協力して、利用者さんの目標を達成できた!」

そんな達成感を味わえるのも、老健ならではの魅力です。

高齢者リハビリテーションの専門性を深められる

老健では、高齢者のリハビリテーションに特化した知識や技術を深めることができます。

  • 加齢による身体機能の変化:
    • 高齢者の身体的特徴を理解し、安全で効果的なリハビリテーションを提供する必要があります。
  • 認知症のリハビリテーション:
    • 認知症の方とのコミュニケーション方法や、リハビリテーションの進め方について学ぶことができます。
  • 多疾患併存:
    • 複数の疾患を抱えている高齢者が多いため、幅広い知識が必要になります。
  • 終末期リハビリテーション:
    • 人生の最期まで、その人らしい生活を送れるように支援します。

比較的安定した働き方ができる

老健は、病院に比べて緊急対応が少なく、比較的安定した働き方ができることが多いです。

  • 残業が少ない:
    • 病院に比べて残業が少ない傾向にあります。
  • 夜勤がない場合が多い:
    • 日勤のみの勤務が可能な施設もあります。
  • 休日が比較的安定している:
    • 週休2日制の施設が多く、休日出勤も少ない傾向にあります。

老健で働く理学療法士の大変なこと・デメリット

老健で働くことには、やりがいやメリットがある一方で、大変なことやデメリットもあります。

身体的負担:介助業務の多さ

老健では、利用者さんの介助業務を行うことがあります。

  • 移乗介助:
    • ベッドから車椅子、車椅子からトイレなど、利用者さんの移乗を介助します。
  • 入浴介助:
    • 利用者さんの入浴を介助します。
  • 食事介助:
    • 食事の準備や、食事の介助を行います。
  • 排泄介助:
    • トイレへの誘導や、排泄の介助を行います。

これらの介助業務は、体力的に負担が大きい場合があります。

精神的負担:認知症の方とのコミュニケーション

老健の利用者さんには、認知症の方が多くいらっしゃいます。

認知症の方とのコミュニケーションは、難しい場合があり、精神的な負担を感じることがあります。

  • 同じことを何度も聞かれる
  • 話が通じない
  • 暴言や暴力
  • 徘徊

しかし、認知症の方とのコミュニケーションには、コツがあります。

研修会や勉強会に参加したり、先輩スタッフからアドバイスをもらったりすることで、対応方法を学ぶことができます。

医療的な知識・技術の維持が難しい

老健では、病院に比べて医療的な処置を行う機会が少ないため、医療的な知識や技術の維持が難しい場合があります。

  • 定期的な勉強会や研修会への参加:
    • 最新の医療知識や技術を学ぶ機会を積極的に作りましょう。
  • 自己学習:
    • 書籍やオンライン学習などを活用して、独学で知識や技術を維持しましょう。
  • 病院との連携:
    • 地域の病院との連携を強化し、情報交換や研修の機会を設けることも有効です。

キャリアパス、将来の選択肢

老健で働く理学療法士のキャリアパス、将来の選択肢について見ていきましょう。

老健でのキャリアアップ:役職、専門性を高める

老健で経験を積むことでキャリアアップの道が開けます。

  • 役職:

    • 経験を積むことで、主任やリーダーなどの役職に就くことができます。
    • チームをまとめたり、後輩の指導・育成をしたりする役割を担います。
  • 専門性を高める:

    • 認定理学療法士(介護予防、地域リハビリテーションなど)の資格を取得することで、専門性を高めることができます。
    • ケアマネジャーの資格を取得し、リハビリテーションの知識を活かしてケアプランの作成に携わることができます。
    • その他、認知症ケア専門士、福祉住環境コーディネーターなどの資格も役立ちます。

老健から他分野への転職:病院、訪問リハビリ、クリニック

老健での経験を活かして、他の分野に転職することも可能です。

  • 病院:
    • 回復期病院や療養型病院など、高齢者のリハビリテーションに力を入れている病院への転職が考えられます。
  • 訪問リハビリ:
    • 老健での在宅復帰支援の経験を活かして、訪問リハビリテーションで働くことができます。
  • クリニック:
    • 整形外科クリニックやスポーツクリニックなど、専門性の高いクリニックへの転職も可能です。

独立開業:訪問リハビリテーションステーション

将来的に、独立開業して自分の訪問リハビリテーションステーションを設立することも可能です。

まとめ

介護老人保健施設(老健)で働く理学療法士の仕事は、利用者さんの在宅復帰を支援する、非常にやりがいのある仕事です。

  • 高齢者リハビリテーションの専門性を深められる
  • 多職種連携のスキルが身につく
  • 比較的安定した働き方ができる

その一方で、

  • 介助業務による身体的負担
  • 認知症の方とのコミュニケーションの難しさ
  • 医療的な知識・技術の維持の難しさ

といった大変な面もあります。

老健での働き方が自分に合っているかどうか、この記事を参考にじっくりと考えてみてください。

「高齢者の在宅復帰をサポートしたい!」

「地域包括ケアシステムの一員として活躍したい!」

そんな熱い思いを持つ理学療法士の皆さん、ぜひ老健での働き方を検討してみてはいかがでしょうか。

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