「自分はリーダータイプじゃないから、チームへの貢献は難しいな…」 「役職もないし、先輩の指示通りに動くしかないのかな…」 「もっと主体的に仕事に関わりたいけど、どうすればいいか分からない…」
理学療法士として、チームの一員として働く中で、そんな風に感じたことはありませんか? 私たちは、つい「リーダーシップ」という言葉に注目しがちですが、実は、チームの成果を最大限に引き出すためには、リーダーシップと同じくらい、あるいはそれ以上に重要な力があるのです。
それが、**「フォロワーシップ」**です。
「フォロワーシップって、何? ただリーダーに従うこと?」 そう思ったあなた、それは大きな誤解です!
フォロワーシップとは、単に指示に従う「部下力」のことではありません。 **リーダーを主体的に支援し、チームの目標達成に向けて積極的に貢献する力、いわば「メンバーシップ」や「参画力」**のことなのです。
この記事では、役職や経験年数に関わらず、全ての理学療法士が身につけておくべき**「フォロワーシップ」**について、その重要性から、具体的な発揮方法、そしてフォロワーシップを磨くことで得られるメリットまで、分かりやすく解説していきます。
リーダーじゃなくても大丈夫。 最高のフォロワーシップを発揮することで、あなたはチームにとって**「なくてはならない存在」**となり、仕事へのやりがいも、自己成長も、格段に高まるはずです。 さあ、新しい「貢献のカタチ」を見つけにいきましょう!
「リーダーシップ」だけが重要じゃない!注目される「フォロワーシップ」とは?
「チームをまとめるのはリーダーの仕事」「自分はメンバーだから、指示されたことをやっていればいい」…そんな風に考えていませんか? もちろんリーダーの役割は重要ですが、チームの成功はリーダー一人の力だけでは決して成り立ちません。近年、そのリーダーを支え、チーム全体の力を底上げする「フォロワーシップ」の重要性が、改めて注目されています。
フォロワーシップって何?チームの成果に貢献する「部下力」「メンバー力」
フォロワーシップ(Followership)とは、直訳すると「追随すること」や「従うこと」といった意味になりますが、ビジネスや組織論におけるフォロワーシップは、もっと積極的で、主体的な意味合いを持っています。
一般的に、フォロワーシップとは、 「組織やチームの目標達成に向けて、リーダーを主体的に支援し、自律的に判断・行動し、チームに積極的に貢献しようとする姿勢や能力」 と定義されます。
単にリーダーの指示に従うだけの「イエスマン」や、言われたことしかやらない「指示待ち人間」とは全く異なります。 リーダーシップが「チームを導く力」だとすれば、フォロワーシップは**「チームを支え、目標達成を後押しする力」、あるいは「優れたメンバーとして、チームに最大限貢献する力」**と言えるでしょう。 リーダーとフォロワーは、対等なパートナーとして、お互いに影響を与え合いながら、チームの成果を最大化していくのです。
なぜ今、理学療法士に必要なのか?
変化の激しい医療・介護業界において、理学療法士にもフォロワーシップが求められる理由は、ますます高まっています。
- チーム医療の複雑化・高度化: 医師、看護師、OT、STなど、多様な専門職が連携するチーム医療において、リーダー一人の力だけでは、質の高いケアを提供するのは困難です。メンバー一人ひとりが主体的に考え、行動し、リーダーをサポートすることが不可欠です。
- リーダーの負担軽減と意思決定の質の向上: 優れたフォロワーは、リーダーが気づかない問題点を指摘したり、建設的な提案をしたりすることで、リーダーの負担を軽減し、より良い意思決定をサポートします。
- 若手・中堅PTの役割拡大: 経験年数に関わらず、全てのPTがチームの目標達成に貢献することが期待されています。「自分はまだ若手だから…」と受け身でいるのではなく、主体的に関わることが重要です。
- 変化への対応力: 報酬改定や新しい治療法の導入など、常に変化にさらされる環境において、フォロワーが主体的に情報収集し、変化に対応していくことが、組織全体の適応力を高めます。
- 働きがいと自己成長: 指示待ちではなく、自ら考え行動することで、仕事へのやりがいや主体性が高まり、自身のスキルアップにも繋がります。
理学療法士がフォロワーシップを発揮することは、患者さんへのケアの質向上はもちろん、チーム全体の活性化、そしてあなた自身のキャリア形成にとっても、非常に大きな意味を持つのです。
リーダーを支え、チームを活性化!フォロワーシップの5つのタイプ
フォロワーシップの提唱者であるロバート・ケリー氏は、フォロワーを「批判的思考」と「積極的関与」の2つの軸で、5つのタイプに分類しました。 あなたはどのタイプに近いでしょうか?そして、目指すべきはどのタイプでしょうか?
- 模範的フォロワー(スターフォロワー):
- 批判的思考:高 / 積極的関与:高
- リーダーの指示や方針を鵜呑みにせず、建設的な批判や提案を行う。
- チームの目標達成に向けて、主体的に、積極的に行動する。
- リーダーにとって最も頼りになる存在であり、チームの成果に大きく貢献する。(目指すべき理想のタイプ)
- 孤立型フォロワー(エイリアネイテッドフォロワー):
- 批判的思考:高 / 積極的関与:低
- リーダーや組織に対して批判的だが、それを建設的な行動に繋げようとしない。
- 能力は高いが、斜に構えていて、チームへの貢献意欲が低い。
- 「評論家」タイプ。
- 順応型フォロワー(イエスマン):
- 批判的思考:低 / 積極的関与:高
- リーダーの指示には忠実に従うが、自分で考えることをしない。
- 積極的に行動はするが、指示がなければ動けない。
- リーダーにとっては扱いやすいかもしれないが、チームの成長には繋がりにくい。
- 消極的フォロワー(シープ):
- 批判的思考:低 / 積極的関与:低
- リーダーの指示を待つだけで、自分からは何も行動しない。
- 仕事への意欲が低く、言われたことだけを最低限こなす。
- 「指示待ち人間」タイプ。
- 実務型フォロワー(プラグマティスト):
- 上記4タイプの中間的な存在。状況に応じて、それぞれのタイプを使い分ける。
- 現状維持を好み、大きな変化やリスクを避ける傾向がある。
この分類はあくまで一つの目安ですが、模範的フォロワーを目指すことが、あなた自身とチームの成長にとって最も望ましいと言えるでしょう。

「指示待ち人間」とは違う!主体的に貢献するフォロワーの姿
フォロワーシップと聞いて、単に「リーダーに従うこと」「言われたことをきちんとやること」と誤解してはいけません。 それは、ケリー氏の分類で言えば、「順応型フォロワー」や「消極的フォロワー」に近い姿です。
真のフォロワーシップとは、リーダーシップを補完し、チームの目標達成に向けて、自らの頭で考え、主体的に行動し、積極的に貢献することを意味します。
- リーダーが正しい判断を下せるように、必要な情報を的確に提供する。
- リーダーの指示や方針に対して、建設的な意見や代替案を提案する。
- チームの課題や問題点に気づき、自ら解決に向けて行動する。
- 他のメンバーをサポートし、チームワークを高める。
- リーダーが不在の時でも、自律的に業務を遂行する。
このように、**「指示待ち」ではなく、「主体的な貢献」**こそが、フォロワーシップの本質なのです。 役職や経験に関わらず、全てのチームメンバーが、この意識を持つことが理想です。
信頼されるPTになる!フォロワーシップを発揮するための5つの基本姿勢
「主体的に貢献するフォロワーって、具体的にどんなことを意識すればいいの?」 その疑問にお答えします。日々の業務の中で、これからご紹介する5つの基本姿勢を心がけることで、あなたは自然とリーダーや同僚から信頼され、チームに不可欠な存在へと成長していけるはずです。
姿勢①:【貢献意識】チームの目標達成のために、自分は何ができるかを考える
フォロワーシップの根底にあるのは、「チームの目標達成に貢献したい」という強い意識です。 自分の仕事だけをこなすのではなく、常に**「チーム全体として、今、何が求められているのか」「そのために、自分は何ができるのか」**を考える習慣をつけましょう。
- チームの目標や方針を、他人事ではなく、自分事として捉える。
- 自分の役割や業務が、チームの目標達成にどのように繋がっているのかを理解する。
- チームの中で、自分が最も貢献できる分野や役割は何かを考え、積極的に行動する。
- 時には、自分の専門外のことでも、チームのために必要であれば、進んで協力する姿勢を持つ。
この「貢献意識」が、あなたの行動を主体的なものへと変えていきます。
姿勢②:【主体性】指示を待つだけでなく、自ら課題を見つけ、提案・行動する
「指示待ち人間」から脱却し、主体的に仕事に取り組むこと。これが、フォロワーシップを発揮するための重要なポイントです。
- 言われたことだけをこなすのではなく、**「もっとこうすれば良くなるのでは?」「ここに課題があるのではないか?」**と、常に問題意識を持つ。
- 気づいた課題や改善点があれば、積極的にリーダーやチームに提案する。
- 自分でできる範囲のことであれば、指示を待たずに、自ら行動してみる。
- 新しい知識や技術を、自主的に学び続ける。
もちろん、独断で行動するのではなく、リーダーとの連携は必要ですが、**「自分で考え、自分で動く」**という主体的な姿勢が、チームに新たな活力を与え、あなた自身の成長にも繋がります。
姿勢③:【批判的思考と建設的提言】リーダーの意見も鵜呑みにせず、より良くするための意見を出す
リーダーの指示や方針に対して、何でも「はい、分かりました」と従うのが、良いフォロワーではありません。 時には、リーダーの考えが最善ではない場合や、見落としている点があるかもしれません。
優れたフォロワーは、リーダーの意見を鵜呑みにせず、自分自身の頭で考え(批判的思考)、もし問題点や改善点があれば、それを「より良くするため」の建設的な意見として、勇気を持って提言します。
- 「その方針には、〇〇といったリスクはありませんか?」
- 「△△という視点も加えると、もっと良くなるのではないでしょうか?」
- 「別の方法として、□□というやり方も考えられると思います」
ただし、単に批判するだけでは、ただの「孤立型フォロワー」になってしまいます。 大切なのは、**リーダーやチームの目標達成を助けるという「貢献意識」**に基づいた、**具体的で、前向きな「提言」**であることです。 そして、伝え方にも配慮が必要です。
姿勢④:【誠実さと責任感】任された仕事は最後までやり遂げ、結果に責任を持つ
どんな立場であっても、仕事に対する誠実さと責任感は、信頼を得るための基本です。
- 任された仕事は、納期を守り、最後まで責任を持ってやり遂げる。
- 途中で困難に直面しても、安易に諦めず、解決策を模索する。
- ミスを犯してしまった場合は、**正直に報告し、誠実に対応する。**他人のせいにしない。
- 自分の言動に責任を持ち、一貫性のある態度で仕事に取り組む。
こうした誠実な姿勢は、リーダーや同僚からの信頼を確実に高めます。 「あの人に任せておけば大丈夫だ」と思ってもらえる存在になることが、フォロワーシップの第一歩です。
姿勢⑤:【協調性とサポート】リーダーや他のメンバーを支え、チームワークを高める
チームの成果は、個々の能力だけでなく、メンバー間の協調性やチームワークによって大きく左右されます。 優れたフォロワーは、リーダーや他のメンバーを積極的にサポートし、チーム全体の力を高めることに貢献します。
- リーダーが困っている時には、さりげなく手を差し伸べ、負担を軽減する。
- 他のメンバーが忙しそうにしていたら、**「何か手伝うことはありますか?」**と声をかける。
- チーム内で意見が対立した時には、間に入って調整役を担う。
- チームの良い雰囲気作りに貢献する。(例:明るい挨拶、ポジティブな声かけなど)
- 新しいメンバーが加わった時には、積極的にサポートし、早くチームに馴染めるように手助けする。
「自分さえ良ければいい」ではなく、「チーム全体で成功しよう」という意識を持ち、周りのメンバーを思いやる行動が、チームワークを高め、結果的にあなた自身の評価にも繋がります。

具体的な行動で示す!職場でフォロワーシップを発揮する実践テクニック
基本姿勢を理解したら、次はそれを日々の業務の中で、具体的な「行動」として示していくことが大切です。ここでは、職場でフォロワーシップを発揮するための、すぐに実践できるテクニックを5つご紹介します。小さなことからでも、意識して取り組んでみましょう。
テク①:「ホウレンソウ」の徹底!リーダーが安心して判断できる情報提供
**報告・連絡・相談(ホウレンソウ)**は、社会人の基本ですが、フォロワーシップを発揮する上でも非常に重要です。 特に、リーダーが的確な判断を下し、チームを正しい方向に導くためには、現場からの正確でタイムリーな情報が不可欠です。
- 報告: 指示された業務の進捗状況や結果、問題発生などを、結論から先に、簡潔に、客観的な事実に基づいて報告する。良い情報だけでなく、悪い情報も速やかに。
- 連絡: 関係者への情報共有を怠らない。スケジュール変更や、会議の決定事項などを、漏れなく、迅速に伝える。
- 相談: 判断に迷うことや、自分だけでは解決できない問題は、早めにリーダーに相談する。その際、自分なりの考えや解決策の案も併せて提示できると、さらに良い。
質の高いホウレンソウは、リーダーの意思決定を助け、チーム全体の業務効率を高めます。 **「リーダーが何を知りたいか」**を常に意識し、先回りした情報提供ができるようになれば、あなたはリーダーにとって不可欠な存在となるでしょう。
テク②:リーダーの「意図」を汲み取る!期待以上の成果を目指す
指示された業務を、ただ言われた通りにこなすだけでは、順応型フォロワーの域を出ません。 模範的フォロワーは、リーダーがその指示を出した「背景」や「真の意図」を理解しようと努め、期待以上の成果を出そうとします。
- 指示を受けた際に、**「この仕事の目的は何だろう?」「リーダーは何を期待しているんだろう?」**と、一歩踏み込んで考える。
- もし意図が不明確であれば、**「〇〇という理解でよろしいでしょうか?」**と確認する。
- 単に作業をこなすだけでなく、より良い方法はないか、付加価値をつけられないかを考え、工夫する。
- リーダーが気づいていない潜在的なリスクや、改善点を先回りして提案する。
リーダーの**「右腕」**として、痒いところに手が届くような働きができれば、あなたの評価は格段に上がります。
テク③:会議やミーティングで「建設的な発言」をする!議論を深める貢献
会議やミーティングは、チームの意思決定や情報共有のための重要な場です。 しかし、ただ参加しているだけでは、フォロワーシップを発揮しているとは言えません。
- 事前にアジェンダを確認し、自分の意見を準備しておく。
- 積極的に発言し、自分の考えやアイデアを提案する。(ただし、発言のタイミングや長さには配慮する)
- 他の人の意見を真剣に聞き、理解しようと努める。
- 異なる意見が出ても、感情的にならず、建設的な議論を心がける。
- 議論が停滞したり、脱線したりした場合には、論点を整理したり、新たな視点を提供したりして、議論を深めることに貢献する。
あなたの建設的な発言が、チームの議論を活性化させ、より良い結論へと導く力になります。
テク④:率先して「面倒な仕事」を引き受ける!チームの潤滑油になる
チームの中には、誰もがやりたがらない**「面倒な仕事」**や、地味だけれども重要な仕事が必ず存在します。 (例:資料整理、会議の議事録作成、備品管理、新人への初期指導など)
こうした仕事を、文句を言わずに、あるいは率先して引き受ける姿勢は、周りからの信頼と感謝を集めます。 「誰かがやらなければならない仕事」を、あなたが引き受けることで、チーム全体の業務がスムーズに進み、他のメンバーはより専門性の高い業務に集中できるようになります。
まさに、**チームの「潤滑油」**として、縁の下でチームを支える。 これもまた、フォロワーシップの重要な形の一つです。
テク⑤:困っている同僚を「さりげなくサポート」する!縁の下の力持ち
自分の仕事だけでなく、周りのメンバーの状況にも気を配り、困っている人がいれば、さりげなく手を差し伸べること。 これも、素晴らしいフォロワーシップの表れです。
- 忙しそうな同僚に、「何か手伝えることはありますか?」と声をかける。
- 後輩が悩んでいるようなら、相談に乗ったり、アドバイスをしたりする。
- チーム内で情報が不足している人がいれば、積極的に共有する。
大げさなことである必要はありません。 **日々の小さな「気配り」や「思いやり」が、チームの結束力を高め、働きやすい雰囲気を作り出します。 まさに、「縁の下の力持ち」**として、チームに貢献するのです。

フォロワーシップを磨くメリット!個人の成長とチームへの好影響
フォロワーシップを発揮することは、単に「良い部下」「良いメンバー」になるということだけではありません。それは、あなた自身の成長にとっても、そしてチーム全体にとっても、多くの素晴らしいメリットをもたらしてくれるのです。
メリット①:リーダーからの信頼獲得!より重要な仕事を任されるように
主体的に貢献し、リーダーを支えるフォロワーは、当然ながらリーダーからの信頼が厚くなります。 「あの人に任せておけば安心だ」「あの人の意見は参考になる」 そう思われるようになれば、あなたはリーダーにとって**「右腕」のような存在となり、より責任のある、やりがいのある仕事**を任される機会が増えるでしょう。 これは、あなたのキャリアアップにとって、非常に大きなプラスとなります。
メリット②:チーム全体のパフォーマンス向上!組織への貢献実感
優れたフォロワーシップがチーム内に浸透すれば、
- メンバー間のコミュニケーションが活性化し、
- 情報共有がスムーズになり、
- お互いにサポートし合う文化が生まれ、
- チーム全体の士気(モラル)が向上します。
その結果、チーム全体のパフォーマンスは飛躍的に向上し、より大きな成果を上げることができるようになります。 自分自身の行動が、チームの成功に繋がり、組織に貢献しているという実感を得られることは、大きな喜びであり、仕事へのモチベーションを高めてくれます。
メリット③:自身のスキルアップ!問題解決能力やコミュニケーション能力の向上
フォロワーシップを発揮する過程で、あなたは様々なスキルを磨くことができます。
- リーダーの意図を汲み取り、期待以上の成果を出すためには、思考力や計画性が養われます。
- 建設的な提言をするためには、論理的思考力やプレゼンテーション能力が必要になります。
- チームメンバーと協力し、サポートし合う中で、コミュニケーション能力や協調性が高まります。
- 自ら課題を見つけ、解決に向けて行動することで、問題解決能力や主体性が向上します。
これらのスキルは、理学療法士としてだけでなく、社会人として、あらゆる場面で役立つ、あなたの市場価値を高める重要な能力です。
メリット④:将来のリーダーシップ育成!「支える経験」が「導く力」に繋がる
実は、優れたフォロワーシップを経験することは、将来的に優れたリーダーシップを発揮するための、最高のトレーニングにもなります。
- リーダーを支える中で、リーダーが何を考え、どんな困難に直面し、どうやってチームを導いているのかを、間近で学ぶことができます。
- チームメンバーの立場から、**「どんなリーダーについていきたいか」「どんなリーダーシップが効果的か」**を肌で感じることができます。
- 主体的に貢献する経験を通じて、当事者意識や責任感が養われます。
「人を支える」経験は、「人を導く」ための土台となるのです。 今日の最高のフォロワーは、明日の最高のリーダーになり得るのです。

リーダーじゃなくても大丈夫!最高のフォロワーシップで、チームに不可欠な存在へ
理学療法士の職場で、あなたが輝く方法は、決してリーダーシップを発揮することだけではありません。 たとえ役職がなくても、経験年数が浅くても、**最高の「フォロワーシップ」を発揮することで、あなたはチームにとって「なくてはならない、かけがえのない存在」**になることができるのです。
- チームの目標達成に、主体的に貢献する意識を持ち、
- リーダーやメンバーを支え、
- 時には建設的な提言をし、
- 自ら考え、行動する。
そんなフォロワーシップの精神を、ぜひ今日から意識してみてください。 それは、あなたの仕事へのやりがいを高め、あなた自身を成長させ、そしてチーム全体をより良い方向へと導く、大きな力となるはずです。
もし、あなたが今の職場で、「もっと主体的に関わりたいけど、なかなかその機会がない…」「自分のフォロワーシップが正当に評価されていない気がする…」と感じているなら、あなたのその素晴らしい力を、もっと活かせる環境を探してみるのも良いかもしれません。 転職エージェントなどに相談し、チームワークを重視し、メンバーの主体的な貢献を歓迎する風土の職場を見つけることも、あなたのキャリアを豊かにするための一つの選択肢です。
リーダーじゃなくても大丈夫。 最高のフォロワーシップを発揮して、あなたらしく、チームに貢献し、輝いていきましょう!